※第26回福岡県学校歯科保健研究大会は終了しました。
更新情報
令和3年7月26日【月】 オンライン同時開催を予定しておりましたが、録画配信に変更させていただきます。
令和3年7月1日【木】 大会ホームページを公開しました。
第26回 福岡県学校歯科保健研究大会
ご挨拶
一般社団法人 福岡県学校歯科医会
会長 平瀬 久義(ひらせ ひさよし)
第26回福岡県学校歯科保健研究大会開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。本年度の研究大会ではコロナ禍という事態のなかで、昨年やむなく中止に追い込まれた大会を、今回安全で有意義な大会として開催するにはどうしたらよいかということを検討した結果、対面方式と後日一定期間の録画配信ということになりました。
令和2年小学校、令和3年中学校の学習指導要領改訂の全面実施がはじまり、学びを通じて新しい時代に必要な資質・能力の育成と学習評価という観点から「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という3つの柱が打ち出されております。一番大事なことは、学校保健が学校教育の領域のなかに位置づけられているということ、そのなかで今回の改訂では、全体像を踏まえたうえで学校歯科保健にかかわるところをどのように理解し、推進させていくのかということではないかと思います。
本大会では、「歯・口の健康づくりの総合的展開を目指して」を主題に、「望ましい生活習慣の育成と生きぬく力」をサブテーマに、先駆的活動に取り組まれている先生方、講師の先生方にご報告、ご講演をお願いしております。
お集まりいただいた学校歯科保健関係者の皆様と研究協議を重ね、これからのあるべき学校歯科保健を考えていきたいと思います。
最後に、本大会にご協力ご尽力いただきました皆様に感謝申し上げます。
開催要項
1、主 題
『歯・口の健康づくりの総合的展開を目指して』 〜望ましい生活習慣の育成と生きぬく力〜
2、趣 旨
近年、生活習慣病の予防は国民的な課題であり、子どもたちも他律から自律への転換期である学齢期に望ましい生活習慣を育成し「生きる力」を身につける必要がある。昨年度から新学習指導要領が小学校で全面実施されたこの機会をとらえ、子どもたちが生涯にわたって健康づくりの源である生活習慣を見直し、能動的(アクティブ)に学べるよう、学校歯科医、家庭、地域が健康教育の核となれるような連携を推進することも大切である。そこで、健康教育の題材として大変有意義と言われる「歯・口の健康づくり」を効果的に展開し、生涯にわたる「生きぬく力」を育むことで、その一助としたいと考える。
本研究大会では、「歯・口の健康づくりの総合的展開をめざして」という主題を基に、学校歯科保健関係者が一堂に会しこの研究協議を行うものとする。
3、主 催
一般社団法人 福岡県学校歯科医会
4、後 援
日本学校歯科医会、福岡県学校保健会、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、北九州市教育委員会、福岡県歯科医師会、福岡市学校歯科医会、福岡県歯科衛生士会、九州大学大学院歯学研究院、九州歯科大学、福岡歯科大学、福岡県学校給食栄養士会、福岡県高等学校養護教諭研究会、福岡県小中学校養護教員研究会、福岡県学校給食会、福岡県PTA連合会 独立行政法人日本スポーツ振興センター
5、日 時
令和3年11月20日(土) 午後13時00分~17時00分
6、会 場
福岡県歯科医師会館 5階 大ホール ( 受付:5階 ロビー 展示:5階 中ホール )「会場案内」をご覧ください。
7、開催形式
会場開催および録画配信「開催方法と事前登録」をご覧ください。
8、参 加 者
学校歯科医、歯科医師、歯学教育関係者、県市町村教育委員会関係職員、幼稚園・小学校・中学校・高等学校及び保育所等の教職員、歯科衛生士、PTA関係者、学校給食関係者、後援団体関係者、学校保健関係者
開催方法と事前登録
※参加申込みの受付は終了しました
令和3年11月20日(土)開催予定の第26回福岡県学校歯科保健研究大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により会場開催が困難な場合を考え、下記の通り会場開催に録画配信を併用した開催とすることにいたしました。開催会場へお越しいただくことが困難な方は、ご自身のPCまたはスマホ・タブレットでご視聴ください。
今後、新型コロナウイルス感染症の拡大によりやむを得ず開催方法を変更する場合もございますので、予めご了承ください。
事前参加登録
新型コロナウイルス感染対策・大会招待URL送付等の準備のため、会場参加・録画配信の視聴参加ともに事前登録をお願いいたします。開催方法を変更する場合は、本HP更新情報に掲示し登録メールアドレス宛に詳細をご案内いたします。
必ず「会場開催」か「録画配信視聴」のいずれか一方でご登録お願いいたします。また登録後参加方法を変更する(録画配信視聴⇆会場開催)場合は、大会事務局(092-714-4627)に連絡の上、下記の「参加方法」から再度参加登録をお願いします。
【録画配信視聴】参加方法
参加登録が確認できた参加者には、録画配信視聴方法について改めてご案内いたします。このとき発行される大会招待URLが録画配信視聴のログインに必要となります。(日歯生涯研修の単位登録は、大会終了後に投影・提示する「単位登録用QRコード・URL」から各自行なってください。)
【会場開催 】参加方法
新型コロナウイルス感染防止対策として、会場内でのソーシャルディスタンスを確保し、参加人数を把握するため、事前参加申込みを行います。なお、「録画配信視聴への参加登録」のみでは大会会場には入場をお断りする場合もありますのでご了承ください。
新型コロナウイルス感染防止対策へのご協力のお願い
- ご来場前に平熱を超える発熱(概ね37.5 度以上)がある方、風邪、倦怠感、味覚・臭覚の異常等の症状がある方、過去14日以内に感染および感染が疑われる方との濃厚接触がある方は会場参加をお控えください。体調に不安がある場合は録画配信の視聴をご検討ください(録画配信視聴に変更する場合は、大会事務局092-714-4627までご連絡ください)。
- 会場受付にて検温を行います。平熱を超える発熱(概ね37.5 度以上)がある場合、入場をお断りいたします。
- 会場参加の方はマスクを着用してください。
- 会場各所に消毒用アルコールを設置します。手指消毒をお願いします。
- ソーシャルディスタンスに十分ご注意ください。
- 大会会場内(5階大ホール)での飲食は禁止です。
- 会場にて体調が悪くなった場合、速やかに5階ロビー受付又はお近くのスタッフにお声がけください。
会場案内
ACCESS
プログラム
PROGRAM
開会式 13:00~ 5階大ホール
◯来賓祝辞
福岡県教育委員会 教育長 吉田 法稔
日本学校歯科医会 会長 川本 強
福岡県歯科医師会 会長 大山 茂
表彰
◯ 福岡県歯・口の健康に関する
図画・ポスター・標語コンクール
◯ 福岡県よい歯の学校表彰・学校歯科医表彰
実践活動報告① 13:50-14:15 抄録
「歯と口の健康づくりを通して、生活習慣を見直し健康な心と体をめざす子どもの育成」
北九州市立清水小学校 養護教諭 宍戸 直子
実践活動報告② 14:20-14:45 抄録
「食の大切さを学び、自らの生活に生かす子どもの育成」
~学び(学ぼう!)と実践(やってみよう!)を取り入れた食の指導の充実を通して~
鞍手町立古月小学校 養護教諭 有吉 直子
休 憩 展示コーナーのご案内
基調講演 15:05-15:40 抄録
「Go to the School !」
(一社)福岡県学校歯科医会 副会長 永江 正廣
特別講演 15:45-16:45 抄録
「歯・口の健康づくり、過去・現在・未来」
(公社)日本学校歯科医会 会 長 川本 強
感謝状贈呈 16:50
閉会式
講演抄録
ABSTRACT
実 践 活 動 報 告 ①
宍戸 直子(ししど なおこ)
学校名 北九州市立清水小学校
役職名 養護教諭
略 歴
平成18年4月 北九州市立祝町小学校 勤務
平成24年4月 北九州市立小倉中央小学校 勤務
平成30年4月 北九州市立清水小学校 勤務 等
演題
「歯と口の健康づくりを通して、生活習慣を見直し健康な心と体をめざす子どもの育成」
本校は、令和1・2年度一般社団法人日本学校歯科医会委嘱「生きる力をはぐくむ歯・口の健康づくり推進事業」の研究指定を受け、家庭及び関連機関と連携して活動を行ってきました。
「歯・口の健康づくりを通して、生活習慣を見直し健康な心と体をめざす子どもの育成」を目指し様々な取組を行っています。子ども達に、歯と口の健康が、心や体の健康につながっていること、歯と口が健康になるためには、生活習慣が大切であること等を伝えるため、あらゆる場面を使って指導し、実践したことを以下の内容で発表させていただきます。
1 健康目標について
2 保健委員会活動
(1)保健委員会の取組
(2)他の委員会と連携した取組
3 学校歯科医との連携
(1)全国小学生歯みがき大会
(2)職員研修・学校保健委員会
4 保健指導について
5 保護者への啓発について
実 践 活 動 報 告 ②
有吉 直子(ありよし なおこ)
学校名 鞍手町立古月小学校
役職名 養護教諭
略 歴
平成14年4月 宮若市立笠松小学校 勤務
平成20年4月 宮若市立宮田中学校 勤務
平成25年4月 鞍手町立古月小学校 勤務
演題
演 題 食の大切さを学び、自らの生活に生かす子どもの育成
~学び(学ぼう!)と実践(やってみよう!)を取り入れた食の指導の充実を通して~
本校は、令和元年・2年度一般社団法人福岡県学校歯科医会委嘱「歯・口の健康作り推進事業」、福岡県学校給食会委嘱「鞍手地区学校給食会研究指定事業」の研究指定を受け、学校・家庭・地域と連携し、望ましい食習慣の形成、歯と口の健康づくりの取り組みを進めてきました。
主題は、食育となっています。食育には6つの視点がありそのうち(2)「心身の健康」の中で、特に「歯と口の健康」という所に焦点をあて実践しました指導の内容について発表させていただきます。
1 学級指導
(1)学級担任と養護教諭による指導
1年生 「大人の歯を大切にしよう」
4年生 「よくかんでたべよう」
(2)歯みがき大会への参加
5年生 「歯周病について知り予防しよう」
2 日常の活動
(1)給食後の歯みがきの実施
(2)よくかんで食べよう
3 家庭との連携
(1)「いただきます(学校食育だより)」や、学級通信による啓発
(2)「タッチ・オアシス・イリコ運動」の取組
基 調 講 演
永江 正廣(ながえ まさひろ)
所 属 一般社団法人 福岡県学校歯科医会 副会長
略 歴
昭和55年7月~現在 大牟田市 永江歯科クリニック開業
昭和60年4月~現在 みやま市立 高田中学校
平成10年6月~平成31年3月 みやま市立 二川小学校
平成25年6月~令和3年6月 大牟田歯科医師会 会長
平成27年6月~令和3年6月 福岡県学校歯科医会 監事
令和3年6月~現在 福岡県学校歯科医会 副会長
演題
Go to the School !
昭和60年から学校歯科医として活動したが、結果的には精神的な活動の範囲であった。
文科省の方針を理解すればするほど下記の事項が気になる。
- 学校歯科医は、健康診断基準についてもまだ周知徹底ができていない。
- そもそも学校というものの理解が充分ではない。
- 多くは定期の健康診断を行う程度で職務を全うしていない。
- 教職員の歯科の健康診断がまだ実施されていない。
- 「歯・口の健康つくり推進指定校」であれば、計画的に歯科保健活動ができるが、そうでない学校では困難なことが多い。
- 中学校では、歯科保健を述べる前に、校長、保健主事or養護教諭、担任の先生とのコミュニケーションを取ることが重要である。
このような課題に、何か建設的な考えを持って「学校が要望する学校歯科医」が増えていくように呼びかけたい。
それが、まずは「Go To The School !」~学校歯科医の皆さん 学校へ行こう~ である。
特 別 講 演
川本 強(かわもと つよし)
所 属 公益社団法人 日本学校歯科医会 会長
略 歴
平成8年4月~平成22年3月 東京都学校歯科医会理事
平成22年4月~平成29年6月 東京都学校歯科医会会長
平成19年4月~平成21年3月 日本学校歯科医会理事
平成21年4月~平成25年6月 日本学校歯科医会常務理事
平成25年7月~平成28年3月 日本学校歯科医会専務理事
平成29年6月~現在 日本学校歯科医会 会長
演題
歯・口の健康づくり、過去・現在・未来
学校歯科健診の始まりは明治時代であります。児童生徒の口腔保健の大切さを考えておられた三重県の学校歯科医でした。その先生は現在に匹敵する歯科健康診断をなさり、その健康診断結果は今も存在しております。
さて、歯・口の健康づくりを目的とする学校歯科保健活動、その学校歯科保健の過去・現在・未来を考える際、忘れてはならない3人の方々がおられます。官僚・学識・経済界の方々です。それらの方々の業績を紹介致します。
また日本学校歯科医会の現状を、そして学校歯科保健はこれからどのような活動をすべきかをお話しさせて頂きます。
展示
EXHIBITION
協賛
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